2017年 10月 31日
FPGA プログラミング大全 9 まとめ
Arty Z7 で FPGA プログラミング大全 の9章のグラフィック表示回路を設計します。
サポートページ の PYNQ 用設計データを参考にして HDMI 出力のできる回路にします。
要点
サポートページのデータはEdgeではダウンロードできない。
display と ZYNQ の間を自動接続すると AXI SmartConnect になるので、AXI Interconnect に変更する(Vivado 2017.2)。
disp_fifo は 24bit 幅の 1024 段に設定する。
RGB to DVI Video Encoder IP には RBG の順でデータを入れる(RGB to DVI 1.4)。
RGB to DVI Video Encoder IP の設定は MMCM のほうが良いみたい。
display IP と RGB to DVI の間で HSYNC と VSYNC の極性があっていない。
準備
FPGA プログラミング大全を買う。
サポートページ から PYNQ 用設計データをダウンロードする。
Digilent の IP を ここ からダウンロードしてきて、Installation に書いてある通りにインストールする。
実装
いろいろとすっ飛ばして 9-2-2 から始めます。コードの入力も自分ではやりません。本に書いてある通り進みます。
で、最初に本の内容から変わるのはグラフィックス IP に FIFO を追加するところ。
PYNQ 用の説明にある通り、FIFO は 24bit 入力、24bit 出力です。
PYNQ のデータの中に準備してくれているようにも見えるけど、これ(disp_fifo)は消しちゃって自分で生成します。
IP Catalog から FIFO Generator を選びます。図9-11 を参考に作りますが、少し違って 24bit 幅、深さ1024 の FIFO を作ります。
Add Sources で disp_ip の 下にできた src/disp_fifo/disp_fifo.xci をファイルのコピーなしで追加します。
これって自動で追加してくれないんですかね?
また本の記述に戻ります。グラフィックス IP を組み込んで自動配線をするのですが、ディスプレイ IP と ZYNQ が AXI SmartConnect で繋がれます。互換性あるって書いてあるのですが、なんか怪しいので AXI Interconnect に取り替えます。AXI Interconnect の Master Interface 数は 1 に変更します。
GPIO をつないだ後は、当然ですが VGA 出力を出力ポートに接続しません。
PYNQ の資料を参考に RGB to DVI などを接続するのですが、以下の違いがあります。
RGB to DVI への入力は RBG の順です。
RGB to DVI の設定は MMCM を使用しました。
display IP と RGB2DVI は HSYNC と VSYNC の極性があっていないので、間にインバータを挟みました。
出力ポートは Create Port を使って、自分で作成しました。全部できるとこんな感じです。
Synthesis, Implementation と進んで、ポートを以下のように接続します。
また Systhesis からやり直し?いつもこうやっているけど、この手順しかないのかな?
動作確認
ここから先は PYNQ のデータを使って、本に書いてある通りに実行するだけです。
それにしても映り込みがひどい液晶です。
by tom01h
| 2017-10-31 23:18
| 本・映画など