2008年 09月 18日
管仲
宮城谷さんの再読が続いてます。春秋最初の覇者、斉の桓公に仕えた管仲の物語です。この本は宮城谷さんの中でも特に教訓じみているかな。若い頃の苦労は買ってでもしろ的な。苦労している頃の管仲はだいぶ嫌なやつで、鮑叔の心の大きさは感動物です。「倉廩満ちて礼節を知り、衣食足りて栄辱を知る。」という管仲の有名な言葉は、若い頃のとんでもない苦労と、鮑叔に良くしてもらったために生まれた言葉なんでしょうね。民のための政治をしたのも。でも、管仲の若い頃の苦労は、多分宮城谷さんの創作なんだろうなぁ。
by tom01h
| 2008-09-18 23:13
| 本・映画など